【用語】「三位一体改革」(さんみいったいかいかく)
「三位一体改革」が、小泉政権の自称「総仕上げ」のテーマの一つになっています。
「三位一体」(さんみいったい)という言葉は、ご存知の通り、キリスト教の用語です。「父なる神」と「子なるキリスト」と「聖霊」は一体であるというところから、三位一体という言葉が使われています。
この言葉を、「地方税」「国庫補助負担金」「地方交付税交付金」の3つの地方財源の改革を一体的に進めるために、当時の片山虎之助(かたやま・とらのすけ)総務大臣(現参議院議員・自民党参議院幹事長)が使い始めたことが、「三位一体改革」の言葉の由来です。
私も、その趣旨には賛同しています。
問題は、言葉だけで改革が進まない点にあります。
- 「国庫補助負担金」は、「国庫補助金」と「国庫負担金」からなります。
ともに、何に使うかが法定されている「特定財源」です。