明日からの選挙戦を前にして


今日は、平成19年7月11日。
明日から、参議院選挙がはじまります。


サイトの更新も、今日が最後。
公職選挙法の規制により、次は、選挙が終わってからでなければ、新しいことを載せることはできません。

前日にして、やっと久しぶりにパソコンに向かう時間ができました。選挙戦は明日からなので、いまここで投票依頼の文章を書くことはできませんが、少し、思いを記すことにします。


今回の参議院選挙は、日本の未来の方向性が決まる選挙です。

小沢一郎代表も、野党が負ければ政界を引退するという覚悟を示しました。私は、小沢代表から事前に聞いていたわけではありませんでしたが、代表のこの戦いにかける気持ちは、昨年からハッキリと感じていました。


昨年12月の公認決定から今日までの間、多くの方から、「衆議院から移って参議院で勝負することは、中村さんにとって得ではないのではないですか」とたずねられました。でも、私は、「わが身のことを考えれば違う選択肢があるのかも知れません。でも、今の日本の状態を見れば、自分がいま、立たなくてはならないと思うのです。」と答えてきました。

2年前に3期目の衆議院選挙に落選し、今日までの間、個人的にも辛いこともありました。昨年春に、愛する人を失った後は、呆然とした日々を過ごしました。

しかし、だんだんと時が経つにつれ、今まで自分にかけて下った、多くの人の「見返りを求めない思い」に思いをいたらせることになりました。


そもそも、自分が衆議院選挙に立候補したのも、「選択肢が国民にないのはおかしい」という思いでした。衆議院議員という立場であったのも、自分の力だけでなれたのではなく、もともと多くの人に支えていただき天から与えられたものでした。

いま、多くの人から与えていただいた見返りを求めない思いに応えるために、立たねばならないと思いました。


奈良の自民党の選挙は、各市町村長が自民党候補の後援会長になり、各市町村の自治会組織まで動かす、強い組織力の下に行われます。その人たちに立ち向かうのは、まるで、風車に向かうドンキホーテのようです。


でも、私には、仲間がいる。
ともに並んで、手を取り合って歩んでくれる仲間がいる。
その人たちと一緒であれば、こわくない。


そう思えば、すがすがしい気持ちになります。

最後の最後まで、お一人おひとりとつながって、心の絆がだんだんと広がっていく運動を続けていきたいです。


平成19年7月11日(水)
中村てつじ