中国人バイトのミス


今日の16時30分からは、今週の民主党年金問題会議。「つなぎ法案」の取り下げが決まった後ということもあり、議員の皆様は、再び、政策を議論するモードに戻っていました。

会議では、先週からの「ねんきん特別便」のほか、1300人の派遣職員の方々によってお台場でなされている「年金照合作業」について、社会保険庁から説明がなされていました。


民主党議員からは、そのお台場の現場を視察したいとの申し入れ。

それに対して、社会保険庁からは、
・個人情報の問題がある。
・作業に支障をきたす。
という2点を理由に拒否。


社保庁の回答は、「派遣元と社保庁は、個人情報保護の契約を結んでいるから、問題ないが、国会議員は個人情報を漏らすかも知れないから、視察を受け容れられない」という理屈。

しかし、この現場は、「「年金照合現場」で、中国人バイトが「大量転記ミス→失踪」」と今週月曜日発売の週刊現代で報じられたところ。国会議員からの個人情報の漏洩をいうのであれば、こういう国籍不明の派遣職員から漏れない仕組みは、当然なされている必要があります。


そこで、「適正を欠く」として辞めさせられた「漢字圏の」派遣職員が、個人情報を守っている担保は何かと問いました。すると、しどろもどろの回答。

契約だけして、他に何も実効的な仕組みを用意しなければ、簡単に辞めていく派遣職員から個人情報が漏れない保証はありません。それも、国籍も、ビザの有無も、社保庁が把握していない「漢字圏の」職員ならなおさらです。

より詰めて、派遣元の会社と派遣職員の間で、個人情報保護についてどういう取り決めや担保がなされているのかということを確認すると、「そこまで確認していません」という答え。

アンタなぁ・・・。


また、派遣元の企業は、「フルキャスト」。
あれっ、どこかで聞いたことないか・・・。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88
http://www.fullcast.co.jp/ir/ir.html


毎週毎週、民主党の「年金問題会議」(正確には、「厚生労働部門・総務部門合同会議」)は、このようにして、なかなか情報をださない社会保険庁とのやり取りで終始しています。

正直、消耗します・・・。

m@tezj.jp