中村てつじ「日本再構築」ブログ

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厚生労働省 健康局 結核感染症課 ヒアリング


今日、新型インフルエンザについて、厚生労働省健康局の「結核感染症課」からヒアリングを受けました。時間が足りなかったので、続きは次回になりましたが、とりあえず、今日聞いたことを、以下、箇条書き風に、まとめていきます。


タミフルについて】
(抗インフルエンザ剤)

どこに貯蔵しているのかは、非公開。

内訳は、
国   1050万人分(300億円の予算で整備)
都道府県1050万人分
流通備蓄 400万人分

                                  • -

計   2500万人分


また、予防投与用に300万人分で、総計2800万人分。

流通備蓄とは、メーカーと卸に備蓄。
(年間流通量は、現在800万人分。)


フェーズ4になると、卸に協力していただく。
普通のインフルエンザに対する投与をやめる。
発熱外来を立ち上げ、そこに集中する。


ヨーロッパで会議が行われており、専門家が議論している。
25%の感染率の規模と想定され、それに必要なものが2500万人分とのこと。


(「第7回のインフルエンザの会議」との答えだったが、どの機関の会議なのかについては、次回以降のヒアリングで。)


【プレパンデミックワクチンについて】

1000万人分を備蓄完了。
(平成18年度末(2007年3月末)時点で)
H5N1(ベトナム株+インドネシア株)


(原液から出荷までの期間は?)

順序よくやって、1ヶ月〜2ヶ月かかる。(後述、再掲)


(なぜ製品化しておかないのか?)

タンクに貯蔵すると、3年保つ。

小分けにすると、半年〜1年しか保たない。
(経験上、従来のインフルエンザワクチンの場合。)(原液では管理がしやすい。小分けにすると、添加剤などで有効期間が短くなる。)


(明日起こるかも知れない。一部でも製剤化する必要あるのでは?)

一部製剤化することを検討中。
この件については、1ヶ月内には、結論を出したい。


(早く打ち始めるべきではないか?)

プレパンデミックワクチンは、人から人への新型インフルエンザウイルスにどれくらい効くのか不明。確かに、一定程度の交差免疫があるだろう。しかし、ワクチンであるので、副作用がある。

打つべきかどうかは、有効性と副作用を勘案する。

アメリカでは、かつて「ブタインフルエンザ」。
ワクチンを作って、軍隊の人に売ったが、発生せず。
補償の件で、訴訟になった。


世界の国では、どこの国もプレパンデミックワクチンを打っていない。
(スイスは?)
スイスでは、全国民分の準備をしているが、公式には打つとは聞いていない。


プレパンデミックワクチンは、治験で打っている人はいる。
一定程度。1000人ぐらい。

ワクチンは、2から4週間で効くようになる。


(フェーズ4になってからでは、遅いのではないか?)
それまでは、水際作戦で入ってくるのを防ぐ。

3年も経てば、その時にパンデミックがおこれば、副作用の人だけ出て、効果がないということになる。


平成19年度分は、中国アンフィの株。
プレパンデミックワクチンは、今作っているところ。
追加で、1000万人分。
(当初は平成20年度の予算で要求。この平成19年補正予算で、前倒しで措置。)


プレパンデミックワクチンが何年保つかは、毎年追いかけている状況。
3年なのか。もっと短いのか、長いのか。
(どの期間ごとに調査をしているのかについては、次回。)


プレパンデミックワクチンの治験について。
20歳からお年寄りまで。小児にはしていない。


(有効性・安全性の検証のためにも、リスクをインフォームドコンセントした上で、できるだけ早くすべき?)


平成18年度の株(ベトナム株+インドネシア株)
1000万人分。準備期間を入れた上で。
平成19年度の株(中国アンフィの株)
少なくとも1000万人分。


平成20年度に作るのかについては、検討中。
「専門家会議」において。
(その機関とメンバーについては、次回)


WHOがフェーズ4の宣言をしてから。
しかし、WHOの宣言が時間かかる場合には、独自で判断する。


通常のインフルエンザワクチンの場合、2〜3ヶ月かかるところ、
プレパンデミックワクチンは、短縮して1ヶ月で出荷し始め、2ヶ月で出荷を終える。


パンデミックワクチンについて】

インフルエンザワクチンは、通常のもの、A型2種類+B型1種類で、2500万人分を半年で作る。(4社合計)


のこり半年で、プレパンデミックワクチンを作る。
どの程度の量を作れるのかについては、弱毒化したウイルスの増殖度合いで決まる。


パンデミックワクチンでは、6ヶ月〜1年かかる。


原料に有精卵。卵の培養から原液の製造まで6ヶ月。

有精卵の確保+現時点で作っているワクチンを捨ててパンデミックワクチンの製造に入るかどうかで、期間が変わる。
有精卵は、生きた卵。ヒナから衛生的に育てる環境。

最大で、有精卵を用意するのに6ヶ月かかる。
このような理由で、ワクチンの製造の終わったときに重なれば、6ヶ月。

それ以外では、ワクチンの製造+有精卵の準備が終わったときから製造開始のため、最長で1年かかってしまう。


アメリカでは、細胞培養。
6ヶ月でパンデミックワクチンを作るとしているが、厚労省は疑問に感じている。(その理由は次回。)



参議院議員 中村てつじ
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