あらためて実感:米兵女子中学生強姦事件


かねてから「日本はアメリカ合衆国の属国であると言わざるをえない」と主張してきましたが、また、それを裏付けるような事件が起きました。刑事事件であるので、事実を確認しなければなりませんが、以下の記事のように「強姦(ごうかん)容疑」が事実であるのであれば、単なる「暴行」とは言えません。

もし、自衛隊員が同じことをやったら、日本国民は自衛隊を許せるでしょうか。繰り返される米兵による性的犯罪は、日本人を自国民と同じようには見ていないからではないでしょうか。そして、そのような状況が続いているのに、日本人は、なぜ、自国に他国の軍隊が駐留することを許し続けるのでしょうか。

先日の民主党の外務防衛部門会議でも、年間2100億円、試算に拠れば6000億円にのぼる「思いやり予算」を駐留米軍に払っている国は、日本だけだという識者の報告がありました。(この件については、後日のブログで補足します。)

「属国日本」の状況を変えるためにも、まず、駐留米軍経費の肩代わりについては、廃止を検討しなければなりません。

時事通信】2008/02/11-18:43
女子中学生に暴行の疑い=米軍海兵隊員を逮捕−沖縄
 沖縄県北谷町で女子中学生(14)に乱暴したとして、県警沖縄署は11日未明、強姦(ごうかん)容疑で、在沖縄米海兵隊キャンプ・コートニー(うるま市)所属の二等軍曹タイロン・ルーサー・ハドナット容疑者(38)=同県北中城村島袋=を逮捕した。「押し倒し、キスしようとしただけ」と容疑を否認している。
 同署の調べによると、ハドナット容疑者は10日午後10時35分ごろ、北谷町の公園近くに止めた車内で女子中学生に乱暴した疑い。
 同日午後8時半ごろ、同県沖縄市の繁華街で女友人2人と一緒にいた中学生に「家に送ってあげる」と声を掛け、バイクで同容疑者宅に連れて行った後、車で北谷町の公園近くに行ったという。
 中学生は車から降りて、携帯電話で友人の母親に助けを求め、通報を受けた同署員が同11時ごろ、1人でいた中学生を保護。車を割り出し、ハドナット容疑者に事情を聴いたところ、一緒にいたことを認めたため逮捕した。
 同署はハドナット容疑者を追及、乗っていた車を詳しく調べるなどしている。
 沖縄では1995年9月、海兵隊員3人が小学生の少女を拉致(らち)し暴行する事件があり、これに抗議した大田昌秀知事(当時)が米軍用地の強制使用に必要な代理署名を拒否。反基地感情の高まりを受けて、日米両政府が沖縄の基地負担の軽減に着手し、市街地にある海兵隊普天間飛行場宜野湾市)返還で合意するきっかけとなった。

時事通信】2008/02/11-16:44
政府、少女暴行に抗議=米側、捜査に全面協力
 沖縄県で発生した米兵による女子中学生暴行事件を受け、外務省の西宮伸一北米局長は11日、在日米大使館のドノバン次席公使に電話し、「米軍人による犯行であるとすれば、極めて遺憾だ」と抗議するとともに、在日米軍の綱紀粛正と再発防止を申し入れた。これに対し、次席公使は「事実関係の調査を見守る」とした上で、「米側としても事態を深刻にとらえており、日本側の捜査に全面的に協力していく」と応じた。
 この後、同省の今井正沖縄担当大使はジルマー在日米海兵隊司令官に対し、同様の申し入れを行った。司令官は「綱紀粛正を徹底させたい」と答えた。


参議院議員 中村てつじ
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