長期優良住宅?


今日(2008年11月12日)の民主党「国土交通部門会議」。

政府が提出している長期優良住宅普及促進法案について、国土交通省から法案の説明を受けました。


結局、この法案は、建設計画を作ることのできる大手のハウスメーカーのための政策であることが分かりました。

もちろん、長寿命の優良住宅を作ることそれ自体に問題があるということではありません。法案の趣旨自体はいいことです。しかし、その趣旨を実現するための政策手段としては、「長寿命の優良住宅」ということを認定するプロセスが必要なので、結局、大手のハウスメーカーしか対応できないということなのです。


私が指摘した問題点は、2つです。

1.現在膨大に存在している既存建物(ストック)には全く無意味であること。中小の工務店が行なうが行なうリフォームについては対象にならない。中古住宅についても、何らの方法も考えられていない。

2.中小工務店が独自で提案や工事履歴を残すことは難しい。そこで、中小工務店が共同で建物の履歴を登録する仕組みが必要だと思われるのに、何らの手当もなされていない。


国土交通省は、リフォームについても、中小工務店についても、対策は必要かつ重要だと考えていますと口頭で返事するだけで、具体的な方法について明示的に答えませんでした。


私たち民主党は、木造住宅についても、きちんと焦点を当てた政策が必要だと考えています。

従来の木造建築についても、リフォームのときなどに再評価できる仕組み。

国産材の使用を促進することを組み込んだ仕組み。

このような観点で、議員立法を作るべきなのではないかと考えます。


会議後には、三日月大造衆議院議員羽田雄一郎参議院議員と一緒に、さらに知恵を出していこうと話をしました。