社会保険庁 組織ぐるみの改ざん


先週末の11月28日に、厚生労働省は、年金記録の遡及的改ざんについて、社会保険庁の組織的改ざんがあったことを明らかにしました。

今日(2008年12月2日)8時からの民主党年金問題会議(厚生労働部門・総務部門合同会議)で、その件の報告がありました。


報告書には、私が9月18日の参議院厚生労働委員会での閉会中審査で主張していたことがそのまま書かれていました。


私が今日の経済状況で心配しているのは、「社会保険倒産」です。

事業者が滞納している社会保険料を強制徴収することによって、事業者が倒産してしまう。まさに、年金記録の改ざんは、このような社会的な背景があってなされました。


しかし、もはや年金記録を改ざんすることによって社会保険料の納入を猶予する手段を社会保険事務所は取ることができません。(本来当たり前のことですが。)


年金記録の改ざんは、国民年金の場合には免除などの制度があるのに対して、厚生年金の場合には資金繰りに苦しい事業者に支払猶予などの制度がないことが一番大きな原因です。

このことは、まさに制度を設計する厚生労働省の責任です。


この厚生労働省の責任について、今日も民主党の会議で指摘したのですが、「これから検討します」という答弁に止まりました。


今週末12月5日(金)には衆議院で、来週の12月10頃には参議院で、予算委員会の集中審議が予定されています。(総理出席+NHKの中継入り)

私も参議院予算委員会で質問者として予定されています。

総理に対して、生活に苦しんでいる国民の思いをぶつけたいです。
皆様の御意見をお寄せください。


参議院議員 中村てつじ
メルマガ「国会からの手紙」
http://archive.mag2.com/0000016530/index.html
公式サイト
http://tezj.jp/
メール 御意見を賜りますよう、お願いいたします。
m@tezj.jp