中川昭一 元財務大臣の逝去


今日は、グラスをかたむけて、ふだんとは違う気持ちで、キーボードをたたいています。


昨日、中川昭一(なかがわ・しょういち)元財務大臣が逝去されました。死因は未だ分かっていません。今日のニュースでは、アルコールを摂取すると共に、睡眠薬を服用していたことが報道されていました。警視庁では、病理検査を行うとのことです。


私自身、同じようなケースで、大切な人を二人亡くしています。一人は、一生一緒に生きていきたいと思った人。もう一人は、一生一緒に政治をやっていきたいと思った同僚です。


「先生の御遺志を継いで、我々残された者が頑張っていきたいと思います。もう、それしかないですからね。」と、細田自民党官房長官もおっしゃっていました。

この言葉は、軽い言葉ではないです。

私の場合には、「自分が生きている意味は何か」ということまで突きつけられて、同じことを思いました。


強くなくてもいい。生きているだけでいい。

そんな当たり前のことを、一番身近な人にも伝えきれなかった。

自分を責めました。


そんな私が、法務省で人権の担当をすることになりました。

ネットでは「お前にそんな資格があるのか」と、批判する人もいます。

ただ、味わった人でなければ分からない悲しみを抱いて、精一杯取り組むことも、一つの生き方なのではないかと思っています。



中川氏のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。