野田新内閣発足/前田国交相誕生

(本日から配布「日本再構築」)


野田佳彦新総理

8月29日の民主党代表選挙。決選投票で選ばれたのは第一回投票で2位だった野田佳彦衆議院議員でした。私は「党内融和」「挙党体制」を最優先し、海江田候補を応援致しました。そのため、野田新代表が「怨念を越えた政治」「ノーサイドにしましょう」と仰ったことには率直に期待しています。幹事長には輿石東(こしいし・あずま)民主党参議院議員会長が就任。9月2日に行われた閣僚人事においても、党全体を見渡した適材適所の人事がなされたと概ね評価できると思います。

民主党は、新しい体制の下で出直しを図ることになります。私も、国民との約束を果たすよう、政権公約マニフェスト)実現に向けて引き続き力を尽くして参ります。


前田武志国土交通大臣

国土交通大臣には、前田武志(まえだ・たけし)参議院議員が就任。前田議員は、私にとって政界での父のような人です。私が学生の頃、「政治改革」の旗印の下、宮沢内閣不信任案に賛成して自民党を離党し、新党を作って国民に選挙で信を問うた人たちがいました。それが羽田孜小沢一郎前田武志といった人たちでした。私は「我が身を捨てて国民主権を信じる政治家が日本に居た」と心を熱くしました。前田事務所に連絡をして、当時の新生党に入党したのが、私が政治の世界に関わるきっかけになりました。

前田議員は、その後、一貫して「自民党に代わりうる政権担当能力のある政党」を作るために行動を続けてきました。前田議員の支援者から「あのまま自民党に居たら、今頃は大臣だった」と何度言われたか分かりません。その度に「前田先生が自民党を離党し民主党を作るために取り組みを続けてこられたから、今日、私たちのような若い議員が誕生しているのです」と答えてきました。その立場からしても、前田国交相の誕生は、私にとっても万感胸に迫るものがあります。


◇ スマートシティの促進

前田国交相は73歳。野田新内閣で最年長です。そのため、古い政治家と思われるかも知れません。しかし本質は全く逆。精神は若く言動が時代よりもずいぶんと先に進んでいたために、今まで正当な評価を受けてこなかったのだと私は分析します。

その証拠が、前田国交相の唱える住宅政策。「耐震・断熱改修とスマートシティを進めていく。だけど国交省の幹部は未だ良く分かっていないね」と仰るぐらい先を見据えた政策を立案して来ました。2009マニフェストの住宅政策の部分も前田議員が中心になり私も末席に参加して作ったものでした。これから全力で前田国交相の唱える新しい政策を党内側から支えていく所存です。