中村てつじ「日本再構築」ブログ

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マスコミ検証:読売新聞9月23日「「若手議員、増税で岡田氏に反発…民主党税調」」


以前から、マスコミ(大手メディア)に対する論評として、「現場の記者はまともなんだけど、デスクレベルに取材メモが上がった時に、事実がねじ曲げられて書かれる」という趣旨のことを言ってきましたが、具体例がまた一つ出てきましたので、検証例として書いておきます。


9月22日の民主党税調での話です。

そこでは、増税反対を主張する議員と、三党合意を主導した立場から今年度中の税制上の法的措置を主張する岡田克也前幹事長などの議員が対立するような構造になっていました。

私は、以下のように申し上げました。

「両者を止揚する、アウフヘーベンする方法があります。両者は矛盾するようですが、増税を反対している議員も、今の経済状態で増税をするというのは消極的であるというだけで、増税自体を否定されているわけではありません。」

「岡田前幹事長が仰っているように、今年度中の税制上の法的措置が必要なのですから、「トリガー条項」を加えたらどうかと思うのです。つまり、経済状況の回復を時の政府が判断して、政令で税率を上げることができる条項を税制改正で法律に盛り込む。このことにより、経済状況を見ながら増税するタイミングを計ることと今年度中に法的措置をすることが両立できます。」

民主党がこれから2年間、復興に取り組み、成果を見て頂いた上で、次の衆議院選挙・参議院選挙で、増税する政権を国民の皆様に御選択頂く。このスキーム(枠組み)ならば、野党の皆さんにも御理解を頂けるのではないでしょうか。」


この時のやり取りは、民主党議員だけの議論をするため、クローズでなされました。税調の会議後、私の発言を他の議員から聞いた記者から取材を受けました。読売新聞の末吉光太郎(すえよし・こうたろう)記者からは「なるほど、そういう方法があるのですね」という感想を頂き、納得して頂いた様子でした。


しかし、実際の記事になると、次のような形になります。
読売新聞の偉いさん方は、どうしても民主党内部を対立構造に持ち込みたいようです。


9月23日の読売新聞です。以下はネット版の引用です。
「若手議員、増税で岡田氏に反発…民主党税調」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110922-OYT1T01132.htm

2011年度第3次補正予算案に盛り込む東日本大震災の復興財源を巡り、22日の民主党税制調査会総会で、増税の必要性を唱える民主党岡田克也前幹事長と、これに反発する同党の中堅・若手議員が火花を散らした。

 民主党執行部は週明けに自民、公明両党と3党政策協議を行い、補正予算案に「お墨付き」をもらう構想を描いていたが、民主党内の紛糾で協議が遅れる可能性も出てきた。

 岡田氏は総会で「これまで積み重ねた経緯を根底から覆すような議論はいかがなものか」と述べ、政府の増税方針を支持したのに対し、衆院当選1回の宮崎岳志議員が「復興基本方針に増税するとは書いてない」と反論し、参院当選1回で小沢一郎元代表グループの中村哲治議員も「経済回復を待って税率を上げるべきだ」とかみついたが、それでも岡田氏は「補正予算提出が11月になりかねない」と早期決着を訴えた。

 こうした状況を踏まえ、民主党の前原政調会長は22日の記者会見で、税外収入について「首相が(訪米から)帰ってから話し合いたい」と述べ、上積みを首相に求める考えを示した。
(2011年9月22日21時56分 読売新聞)


私は、小沢グループを代表して発言しているわけでもないのに、参院当選1回で小沢一郎元代表グループの」という修飾語がついています。また、「「経済回復を待って税率を上げるべきだ」とかみついた」とありますが、決して「かみついた」と評されるような主張をしたわけでもありません。更には、岡田さんの発言の後に発言しているのに、私の発言に対して岡田さんが発言したかのように書いています。

私を取材した末吉記者に未だ直接は確認していませんが、私とのやり取りは紳士的だったので、おそらく末吉記者本人はメモはきちんと上司の方たちに上げているのだと思います。

それをこのような形に加工するのは、いかにも大手メディアがやりそうなことだと思いました。なかなか大手メディアの組織としてのふるまいは変わりませんが、個々の現場の記者さん達とは、これからも丁寧につきあっていきたいと思います。