「日本国債暴落論」は間違っている(岩本沙弓)
「日本がギリシャになる」と言われていますが、全くそのような可能性はありません。
この真実を実は野田総理は知っているにもかかわらず「財政は待ったなし。だから増税」とおっしゃっている(だろう)から、私は、衆議院で採決された消費税増税法案に反対しているわけです。
さて、日本国債がどれだけ信用度が高いかについて、私が一方的に説明しても「どうせ政治家が説明しているから胡散臭い」と言われるでしょう。
だから、実際に現場で債券のトレーデングをされてこられた岩本沙弓さんの近著「最後のバブルがやってくる それでも日本が生き残る理由」を御紹介いたします。
第7章「「日本国債暴落論」は間違っている」を読んでいただくと、今言われている「日本国債暴落論」が、本を売るためであったり、ヘッジファンドが一般投資家を騙して儲けようとしているためであったりすることが、ハッキリと分かります。必読です。
最後のバブルがやってくる それでも日本が生き残る理由 世界恐慌への序章
- 作者: 岩本沙弓
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/26
- メディア: 単行本
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(追記2012/07/23)
再掲になりますが、私が書いた「「日本は財政破綻する」は本当か?」も併せて紹介いたします。6月21日の新政研定例会でも話題になったことなので資料をアップしました。(PDF)
http://firestorage.jp/download/e0bf55eeffaee1216baaac13b4e01ba374312909
手書きの資料も含めて入れているので、テキストになっていない部分もあり、PDFで配付していることをお許し下さい。資料を御覧になっていただくと、日銀の金融緩和は必要ですが、金融緩和だけではデフレの脱却はできず、結局、政府による財政拡張策が必要であることが分かっていただけると思います。