中村てつじ「日本再構築」ブログ

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中野剛志「官僚の反逆」


あけましておめでとうございます。今年の元日は、今まで行ったことのなかった小沢邸での新年会に行ってきました。その往復の時間を利用して、大晦日から読み始めた中野剛志「官僚の反逆」を読みました。

官僚の反逆 (幻冬舎新書)

官僚の反逆 (幻冬舎新書)


読むきっかけは、新聞の広告でした。中野氏が古賀茂明氏に対して本書で批判をしているということを知りました。私も一度、古賀氏と並んで意見を述べる機会を得たことがあるのですが、古賀氏がお話しになっていることに少し違和感を感じました。その違和感に対する答えが書いてあるのではないかと思い、読んでみたわけです。

結論から申しますと、古賀氏への評価に対する説得性だけでなく、全体的にすばらしい著作でした。


著者は、私と同じ1971年生まれです。週刊アエラの「現代の肖像」で人となりも知ることができ、6月に出向先の京都大学から官界に戻ったということを知った時には「戻って大丈夫かな」と心配になったものです。官僚としては、官僚生活は大変だと思いますが、こういう人にこそ、長く官僚を続けてもらいたいものです。

私が、いつの日にか国会に戻れたならば、中野氏の用意する選択肢を選択するような政治家になりたいものだとも思いました。


それでは、本書の内容について、少し書いてみたいと思います。

私は、生活の党の前身である「国民の生活が第一」で基本政策の統治機構改革の部分を取りまとめる責任者をしていました。

落選して、「これからの統治機構を考える際に、思考の軸となる本はないだろうか」とちょうど考えていたところでした。本書は、的確な現実認識から、明確な方向性を示してくれました。


中野氏は、民主政治には、二つの相反するタイプがあるとします。「自由民主政治」と「大衆民主政治」です。(p.145)そして、結論として、「「グローバル化」「官僚制化」「大衆社会化」の「トリニティ(三位一体)」が成立する。現代の社会を特徴づけるものは、この恐るべきトリニティなのである」(p.146)と述べています。

この辺りの分析がすばらしいと感じました。この思考の軸を持つことで、庶民の生活を破壊する、いわゆる「改革派」の主張が、なぜ当の庶民から支持されるのかという理由がだんだんと見えてくるからです。


ただ、新書ゆえの簡潔さからか、かなり行間を読まなければ、理解できない点があるのかな、という印象も持ちました。アマゾンのレビューでも「分かりにくい」という評価もあったのは、そういうことであるのだと思います。

しかし、この点は、今の私にとっては、この本を起点にして、参考文献とされている書物に当たり、中野氏の論述を丹念に紐解いていくことで、より分かり易い表現ならばどう言えるのだろうかと考える材料になります。また、その過程を通じて、多くの人に中野氏の論説を広めていくという楽しみができたということでもあります。


この本の良さは、今の私の能力では伝えきれませんが、時間を置いて、また書評的なブログ記事を追加していくつもりです。


生活の党(奈良県第2区)中村てつじ
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