生活の党 小沢一郎代表就任挨拶(中村による文字起こし)

(2013年1月28日追記)
上杉レイナ様が全体を文字に起こして下さいました。ありがとうございました。
小沢一郎代表 就任挨拶 全文】
http://4472752.at.webry.info/201301/article_56.html


<↓以下は、途中まで私が書いた部分についてのブログ記事です。>
(2013年1月27日 中村哲治による文字起こし)
別件で必要に迫られたので、途中から終わりまでですが、小沢代表の就任挨拶を文字に起こしました。ご参考になれば幸いです。
http://www.youtube.com/watch?v=fHPR5WF8NGs


(14分22秒から終わり(24分22秒)まで)

特に、最初に黙祷いたしました、アルジェリアでの問題が発生いたしました。国際情勢を今日は言う話ではありませんが、こういうような不安定な状況は、私は、今後も更に続くのではないかと思っております。


まあ、そういう中でですね、自衛隊の派兵ということがまた言われるようになり、マスコミの場でもそれが当然であるかのごとく議論がなされております。
これもですね、いわば日本人の生命や日本人の権益が危うくなった時に、軍隊を派遣する、ということにはまさに、海外派兵そのものでありまして、これは、あらゆる戦争というものも、そういう美名の下で軍を外へ派遣してきた、これが戦争の大きな理由であります。


私どもは、もちろん、私どもの、国民の生命財産を守ることをしっかりと行動しなくてはなりませんけれども、


国際問題を一国の軍事力によって解決するということは、不可能である、そして更に紛争を大きくするということは、過去の歴史を見ても、そしてまた、最近のイラクだアフガンだ、どこだそこだということを考えてみましても、世界最強の米軍、何万投入しようが、けっして民を安定させることはできない、ということを証明しているわけであります。


私たちはそういう意味で、第一次大戦後には国際連盟、そして第二次大戦後には国際連合を世界の総意として作ったはずであります。

まだまだ国連なんてアテにならないと、機能しないと、ということをおっしゃる方もいます。もちろん十分でないことはその通り。
北朝鮮の核実験の非難決議も、ようやく、まあ、妥協の産物でできたような状況ですから、十分な機能を発揮できていないのはその通りですけれども、

しかしながら、私たちは、やはり、より良いものを、そして、より多くの国民の皆さんの、そして地球上の皆さんの理解をえながら、紛争を解決し、平和を維持しなければならない。


まあ、そういうことに考えをいたせば、当然、この単独な海外派兵ということは、どういう意味を持つのかということは、当然分かるはずでありますけれども、私は、そういった議論が、メディアの間でも全くなされずに、ただ、人質になって日本人の命が失われた、ということのみで、海外派兵ということに道を開くような議論ということは、非常に、私は、基本の平和の理念に反しますし、また、私どもが国際社会で生き延びて、繁栄し、平和を守っていく上においては、全く短絡的な愚かな議論だと思っております。


まあ、いずれにいたしましても、そういうような、ちょっと横道にそれてしまいましたが、中での、現在の政権と、そして、参議院の選挙であります。従って私どもは、今のような政治ではダメだという多くの人々と力を合わせなくてはなりません。

しかしながら、その力を合わせる連帯連携の基本は、政治の理念であり、基本の政策であると思います。そういう意味で私たちは、我々が「国民の生活が第一」という、その原理原則に基づいた大義を最後まで掲げ、その共通する、共有するお互いのみんなでもって力を合わせて、何としても参議院選挙においては、今言ったむちゃくちゃな、その場その場の思いつきの、政治をさせてはならない、そのための力を、国会内において、参議院内において、維持していかなくてはならない。そのように考えております。


当面、私どもの党で、同志として、次、改選期を迎える6人の現職議員が居ります。

北から申し上げますと、青森の選挙区、平山くんと、それから、新潟の選挙区、森くん、そして、広島の選挙区、佐藤くんと、この3人が選挙区の候補者として選挙戦に臨むことになります。

それからまた、比例区では、はたくん、それから、広野くん、そして、藤原くん、これまた3人の現職の候補者が、夏の参議院選に臨むことになっております。

もちろん、現職以外にもですね、今一緒に政治活動を共にしたいと、参議院選挙にも参加したいと、という方もお見えになっておりますので、
その皆さんの中からも、候補者を決定しながら、一緒に力を合わせて頑張って行きたい。そのように考えているところであります。


いずれにいたしましても、本当に、小さな所帯になってしまいましたけれども、考えてみますと、我々も、そして民主党もですね、ちょうど、合併前の状態に戻ったと。というような現状でございます。

そのことを思うと、よくこの状況の中から、政権を取るまで頑張ったなあと、という思いをいたしておるのですけれども、まさにそのことを考えてみれば、今日の現状からスタートしたそもそも民主党政権でありましたから、

私たちが心を新たにして、本当に国民の皆さんの、そして、日本の国の、将来を見据えて考えた時に、もう一度、もう一度、国民の皆さんのための「国民の生活が第一」という
基本原則、基本の理念に則った、政権をもう一度打ち立てたい。(拍手)


皆さまの御推挙で、こうして、自分を省みず、代表をお引き受けしたからには、今申し上げました、その、大目標の決意を、あらためて自分自身で心に刻み、そしてまた、皆さまの前で申し上げまして、私の代表就任の御挨拶といたします。誠にありがとうございました。

以上