中村てつじ「日本再構築」ブログ

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草野豊己「金融世界学入門」


日経平均株価が上がってきています。これはヘッジファンドのお金が流れてきていることが理由だと推測されます。「CTA」と呼ばれるコンピュータによる自動売買により、相場の動きは大きくなっています。

3月第一週は、1週間だけで外国人投資家の買い越し額が1兆円を軽く超えてきたそうです。これまでは、12月、1月と、それそれ一か月かけて1兆円ずつ買い越してきたものが、1週間で買い越してきたということで、インパクトが大きくなっています。一方で、国内勢はといえば、法人、個人、証券会社と売り越しに転じているそうです。この動きは、おさえておく必要があります。
(出典:「週刊 ぐっちーさんの経済ZAP!! 2013年3月18日発行」)

背景には、アメリカの経済回復により株価が上がり、投資家の含み益が大きくなっていることがあります。株価上昇により生じた投資余力を使って日本に投資してきているとみるのが妥当でしょう。しかし、国内勢が売り越しに転じていることを見ると、一方で手じまいに入っている人も多く出てきているということだと思います。

こういう場合には、「最後の買い手」が現れるのをヘッジファンドが待っている状況だと推測されます。

まあ、アメリカの経済回復が本物だと言えるので、どこまで反落があるのか分かりませんが、注意をしておく必要があります。個人投資家の方は、よく状況と個別銘柄の動きを見極めて投資されるのがいいのではないかと存じます。


さて、このようなグローバルな金融の話をしていると、「国際金融の勉強をしたいのだけれども、どんな本を読んだらいいのか」と質問を受けます。今までは、草野豊己先生の前著をお薦めしていたのですが、決定版の初心者向け教科書が出ました。草野豊己(くさの・とよみ)著「金融世界学入門」です。

冒頭で書いたCTAの話も、この教科書に詳しく書かれています。今までなかなか表に現れなかった話も、このような形でハッキリと本になるというのは、とても良い時代になりました。外資に騙されたくない人にはお勧めです。