中村てつじ「日本再構築」ブログ

中村てつじが詳しく説明いたします!! 日常活動のブログと分けました!

第7回「ふつうの銀行がお金を発行!?」

(前回第6回「銀行にとって預金は資産か借金か?」 http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140618 のつづき)


さと子:そしたら、どうやって銀行は預金を生み出したり、消したりできんのかな? ここらへんが、何か、分からへんねん。

預金っちゅうのは、誰が生み出すんや。どうやったら生み出されて、どうやったら消えていくんや。

銀行にとって預金って借金やろ。銀行が借金するってどういうことなんや?

てつ夫:順を追って考えてみよ。今までの話を振り返ってみよか。

さと子:まずは、銀行が私らからお金を預かるときやな。現金を預けてもらうとき。それは、預金が増えるなあ。

それから、給料の振り込みの時や。この間、バイト料の振り込みの話をした。てつ夫さんのA銀行から、私のB銀行にお金を振り込んでもらうとき。この時も預金は増えるなあ。

振り込みの時には、A銀行からB銀行に裏でお金が送られるっていうのも聞いた。

現金を預ける時、振り込みの時、この2つのパターン以外に預金が増えるってことはないんかなぁ。てつ夫さん、そこはどうなってんの?

てつ夫:そや。ええ質問や。実はな、銀行がお金を貸すときにはな、自分の手元にあるお金を貸してるんやないねん。

さと子:ええ!何それ!お金なかったら、人にお金は貸されへんやん。それってどういうこと?!

てつ夫:そやねんけどな、「しんようそうぞう(信用創造)」って言葉、聞いたことないか?

さと子:えっ… 「しんようそうぞう」? そんな言葉、聞いたことないわ。てつ夫さん、難しい言葉使い過ぎや。そんなんやったら、私らは分からへんわ。もっと噛み砕いて話してや。専門用語アレルギーや。

てつ夫信用創造っていうのはな、ふつうの銀行がお金を発行できるっていうことやねん。経済学の教科書にも書いてあるんやけどな。

さと子:えっ、お金を発行すんのは、日本銀行やろ。へんなこと言うたらアカンわ。

ふつうの銀行にお金を発行する権利なんか、あるわけないやろ。そんなん、おかしいわ。

てつ夫:それが、そうやないねん。銀行っていうのは、確かに現金は発行でけへんねやけど、実は「預金」っていう形で、お金発行できんねん。

さと子:なんで?

てつ夫:さっき話した通り、銀行にとって預金っていうのは、借金やねん。銀行が借金しようと思ったら、預金っていうのは作れてしまうってことやねん。

そのメカニズムを今から説明するわ。


(次回第8回「資産と負債のバランス」(バランスシート) http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140621 に続く)


追記【さと子の質問シリーズバックナンバー】
第1回・第2回「国債って何なん?」
(第1回「債券って何?」)
(第2回「国債の値段が上がったり下がったりって?」)
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140529
第3回「お金って何?」
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140602
第4回「お金とは支払いの手段」
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140603
第5回「銀行の銀行」日本銀行
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140606
第6回「銀行にとって預金は資産か借金か?」
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140618
第7回「ふつうの銀行がお金を発行!?」
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140619
第8回「資産と負債のバランス」(バランスシート)
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140621
第9回「銀行のバランスシート」
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140622
第10回「銀行は手元にあるお金を貸すんじゃない」
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20140719