「暴走する安倍政権!」対抗する勢力の結集を
(日本再構築ビラ67号:2014/11/02発行)
◇暴走する異質な政権
10月20日、二人の大臣が辞任しました。野党は安倍総理の任命責任を追及しています。ただ、私の目が向くのは別のところです。なぜ大臣になるような政治家が政治資金規正法や公職選挙法の規定に対して感覚がこれほど鈍くなっているのか。悪い自民党の体質が復活してきているように思えてなりません。
安倍政権は、今までの自民党政権と比べても極めて異質な政権です。一度政権を投げ出したことのある安倍総理は、野党時代にとても悔しい思いをされたのでしょう。再び政権を奪取した後は、今までの自民党政権では着手もしなかったことを成し遂げようとしています。
「だから安倍政権を支持するんだ」とおっしゃる方もたくさんおられると思います。ただ、安倍政権が成し遂げようとしていることは、集団的自衛権の行使、消費税の増税、特定秘密保護法など、国民生活を破壊する恐れがあるもの、そして、弱い者がより弱い立場におかれるものばかりです。
◇対抗する勢力を
衆議院選挙は総理を決める選挙です。小選挙区選挙なので、野党は一つにまとまらなければ勝てません。
「中村さん、どう頑張っても自民党には勝てないのだから、もうやめた方がいいですよ」という声もいただきます。しかし、そもそも私が初当選した平成12年の衆議院選挙に立候補したのは、強い自民党候補に対抗する野党の候補者が決まらなかったからです。
国民に選択肢がない、それでは私の理想とする「誰一人として排除されない、全ての人が自分らしく生きていける社会」がいつまで経っても実現しない。当時、立候補を決意したのは一人の国民として、もう一つの選択肢が必要だという思いからでした。今の状況は当時の状況とよく似ています。
今こそ、対抗する勢力を結集すべき時です。私は、その旗頭と認めていただけるように、これからも地道な活動をたゆまず続けて参ります。