利賀村訪問記(1) 講演の依頼

富山県南砥市利賀村に来ています。講演のためです。
モバイルパソコンはインターネットに繋がらないので、ケータイからメールで書き込みました。
詳しい報告は明日のページでします。

とケータイから書き込んだのですが、11月9日分の記述も長くなりそうなので、11月8日の報告は、このページにさせていただくことにしました。(記2005年11月9日)


メルマガの読者から、「講演に来て下さい」という依頼がありました。落選して浪人中に呼んでいただけることに感謝感激して、訪問いたしました。


呼んでいただいたのは、富山県南砺市(なんとし)利賀村(とがむら)の商工会青年部の皆さんでした。「少人数でもかまいませんか」というお話だったのですが、全部で16人の青年部の方に来ていただきました。ひざを突き合わせての話ということでは、ちょうど良い人数の参加者でした。

利賀村は、昨年11月に合併するまでは一つの自治体で、人口は約900人。今、南砺市として合併後も、利賀村という地名はそのまま残り、地域の活動が続いています。商工会も合併の話が出ているものの、現時点では、利賀村単独で行動しているということです。
http://www.shokoren-toyama.or.jp/~toga/index.htm


利賀村は、あの綿貫民輔(わたぬき・たみすけ)衆議院議員の地元です。投票率が、96%ぐらいの村で、今回の選挙も、村民のほとんどが綿貫さんに投票をしたことが分かるような村だそうです。

村民も、ほぼ100%自民党。綿貫氏の支部は、自民党支部の中で最多の党員数を誇るという話は有名です。綿貫氏が、自民党を離党し、国民新党を作られたので、少し雰囲気が変わっているようですが、民主党の議員は見たことも話したこともないという方がほとんどでした。

「なぜ、私の話を」とも思ったのですが、これからの日本の進む姿を財政や郵政民営化とともに話して欲しいという希望でした。民主党も、富山県には1区に村井宗明(むらい・むねあき)衆議院議員がいらっしゃいます。村井さんは、気さくで元気がいいと評判は良いが、基本的にオール自民党の自分たちにとっては、近すぎて呼びにくい。そこで、メルマガで商工会事務局の斉藤さんが親近感を持っている中村さんにという話になったようです。



講演の内容としては、まず、今回の郵政民営化法案の問題点を話しました。メルマガで書いてきなような、民業圧迫や官業肥大化につながるという説明をしました。

そして、本当の改革は、財政改革であり、「国債発行30兆円」の公約を破ったことを「たいしたことではない」と言い放つ小泉総理は真の改革者でないことを説明しました。小泉氏に不快感を持っている青年部の皆さんは、納得した御様子。

しかし、日本の財政の置かれている状況を(財務省が出しているパンフレット)「日本の財政を考える」を元に、公共事業に頼ってきた「まちづくり」は、もう数年で続けられないという話をすると、少し不穏な雰囲気に。

そこで、あわてて、これからの解決法として、まちづくりの中での情報化について提案をしました。


その後、質疑応答は、予定の時間を越え懇親会に流れ込んで、結局、19時から始まった講演会は、23時まで議論が続いたのでした。