「マグ」グラスウール生産工場を見学


マンションの外断熱の運動を一緒にしている方の御厚意で、グラスウールの生産工場を見学させていただきました。


耐震強度偽装」問題

上野発の電車で、土浦へ。向かう車中では、今問題になっているマンションの「耐震強度偽装」が話題に上りました。

  • マンションデベロッパー「ヒューザー」のマンションは、同価格帯の他社のマンションよりも2割ぐらい広いこと(=2割以上、市場価格よりも安い販売価格の設定をしていること)
  • 木村建設」も有名だということ。(施行をしている業者ならば、「この構造の建物だったら、この程度の鉄筋では少ない」ということは当然分かるということ。)
  • 構造計算書は厚さ10cmにも及ぶもので、きちんと見ない業者は表紙と結論だけ見るだろうが、中身まで見ればすぐに偽装は分かるものだということ。

・・・などを教えていただきました。ついでに。


今はやりの「高層マンション」。100年後に「痛んできたので壊そう」としても無理だそうです。建築費の10倍程度のコストがかかる。爆破による解体も、建設されている地域が過密であり、周辺への影響を考えると難しい。ということが理由とのこと。・・・消費者は、なかなかこういう情報を知らされていませんね。


同行した井上和雄(いのうえ・かずお)前衆議院議員は、「こういう偽装問題は、非常に残念だけれども、この一件で、私たちが申し上げてきた「建築は躯体が大切」という考え方が広まればと思います。」とおっしゃっていました。


「マグ」グラスウール生産工場(明野工場)

土浦駅からクルマで40分。株式会社「マグ」の明野(あけの)工場に到着しました。
http://www.mag.co.jp/
http://www.mag.co.jp/recruit/jigyousyo.php


グラスウールとは、ガラスを原料にした綿状の繊維です。原料のガラスは、リサイクルされたガラス瓶などが80%以上を占めます。環境負荷の少ない断熱材ということが言えます。ただ、「施工の際にはチクチクする」という声も多いのも事実です。そこで、現時点でどのようなものになっているのかということを見せてもらうために見学に行かせていただいたのでした。


(以下、後日に追記します。)