参議院選挙・民主党の公認決定


私、中村てつじは、来年7月の参議院選挙に、奈良県選挙区から立候補することを決意しました。本日(12月5日)、民主党の候補予定者として、党本部で公認が決定されました。


民主党奈良県連としては、馬淵澄夫(まぶち・すみお)会長(衆議院議員)、前川清成(まえかわ・きよしげ)幹事長(参議院議員)が中心となり、今日まで候補者擁立の取り組みを続けて参りました。

しかし、現実として、候補者が具体的にあがってこない中で、私としても、大きな決断をする必要があると思うようになりました。


来年の参議院選挙は、日本の歴史にとって分かれ目の選挙となります。

民主党が勝てば、参議院全体で与野党逆転となります。法案成立のイニシアティブは、民主党が握ることになります。

そうすれば、政権運営に限界がきます。あらためて国民に信を問うため、自民党・安倍政権は衆議院解散しなくてはならなくなるでしょう。

但し、この参議院選挙で民主党が負ければ、二大政党の体制は完成せず、近年中の政権交代は難しくなるでしょう。

参議院奈良県選挙区は、29ある一人区の選挙区です。奈良で勝てるかどうかは、参議院全体の勝敗を決することになります。


来年の参議院選挙がそれくらい重要であると考えたとき、今までは、自分としては衆議院第2区の総支部長として、参議院候補を支えることがベストな方法であると考えて参りました。

また、この大きな選挙に対して、果たして自分が党の命運を担う立場になって良いのかという自問もありました。

しかし、小沢一郎民主党代表や馬淵県連会長から要請をされ、党内の声が一つにまとまりつつある中で、自分がやるしかないという決意をするに至りました。


自分の政治家としての損得勘定から言えば、違う選択肢もあるのかも知れません。しかし、この参議院選挙の重要性を思い、その民主党の候補者として「あなたしかいない」と言われる中で、大義のために全身全霊をかけて勝負に臨むことを決意しました。


そもそも、私が政治を志したのは、「国民に選択肢がない」という怒りでした。

自民党に代わりうる選択肢を作ろうとしてきたのが今日までの私の歩みであったのですから、この大勝負に党の皆様の一致した気持ちを託されるということは、政治家として非常に幸せなことです。


今日は記者会見のため、民主党小沢一郎代表も奈良に参りました。

誰もが排除されない社会を作るために、私はこれからも頑張って参ります。