不燃ゴミ


地元生駒市にある不燃ゴミの処理会社を見学してきました。生駒市民として、恥ずかしながら、初めて処理の現場を見させていただきました。ただ、「議員さん関係では、私がこの会社にきて11年になりますが、中村さんが初めてです。」と社長。

分別の現場では、従業員のご婦人方が、ベルトコンベアーで運ばれてくる不燃ゴミから透明ビン・茶色ビン・緑色ビンを取り出し、分別をされていました。狭い中で、忙しく仕事をなさっていました。

冬場にもかかわらず、けっこう臭いがきつい。社長いわく、「夏場になると、異臭がもっとひどくなるのです。小学4年生が社会見学に来るのですが、入り口で鼻をつまむ子もいます。」

本来、市民がきちんとルールに従って洗浄して出せば、不燃ゴミが臭うはずはないのですが、面倒くさいからかそのまま出してしまう。ひどいものになると、キムチや佃煮などのビンも、中身がそのまま入っている状態で出されてしまう。

洗浄されていないビンやカンは、分別によるリサイクルができないので、そのまま埋め立てに回ってしまう。


「市民参加による地方自治」というスローガンを私たち民主党もよく使いますが、このような基本的なことさえ大人ができていないのに、子どもたちに何を言うことができるのだろうかと考えてしまいました。

21世紀は、環境の世紀と言われながら、私たちはどれだけのことを社会全体で取り組んでいるのだろうか。ゴミ袋を収集場所に出した後のことを、私たちは想像できているだろうか。ひとり一人の生活のことなのに・・・。

自分自身の問題として、反省しました。


たまたま、午後には生駒市長と面談する機会があったので、その経験をお伝えしました。同席した市議も市長も、現場をご覧になっていないとおっしゃっていたので、一度見学なさることをお勧めしました。


(追記 2010/08/07)
生駒のどんどこ祭りでこの会社の社長とお会いしました。「会社名も書いてくれたら良かったのに」と仰ったので追記します。「関西メタルワーク」です。