厚生労働委員会 法案5本が通る


昨日(11月27日)、参議院厚生労働委員会で、労働契約法案や最低賃金法改正案など、一度に法案が5本通りました。

しかし、また、定例日である明後日木曜日に、委員会が立つ見込みがありません。

与党に対して、一般質疑の要求をしていても、一切応じません。民主党議員が提出した肝炎対策法案や障害者自立支援法改正案などの議員立法についても、委員会で審議を始める「つるし」を下ろすことにも、与党は応じません。


その後の民主党厚生労働部門役員会でも、衆議院でも同じ状態であることが報告されました。


一般質疑をすれば、肝炎のことが中心になり、政府与党が追求されるのは明白です。だから、一切応じないというのは予想ができるのですが、何とも情けない気持ちになります。

多数決で仕切るという手法もそろそろ考えなくてはなりません。安倍政権下での強行採決を批判していた手前、こちらが多数を得ているので強硬手段を取るということも簡単にはできませんでしたが、こんな異常な状態が続けば、国会こそが税金の無駄遣い機関に成り下がってしまいます。


今日から、給油法案の審議が始まります。10時から、本会議です。(給油法案の趣旨説明と質疑の後、昨日までに委員会採決がなされた法案が本会議採決されます。)

また、来週月曜日の12月3日には、守屋氏と額賀財務大臣の証人喚問が決まりました。参議院で、野党が採決を強行した初めてのケースになります。

国会がきちんと審議ができる状態になるように、これからも努力を続けて参ります。