民主・自民修正案合意のはずが!?


今日(2008/04/16)、民主党ネクストキャビネット「次の内閣」の閣議で、民主党自民党の法案担当者間で合意した電子投票法案の修正案が報告され、了承されました。

しかし、マスコミ情報や自民党筋の情報によると、自民党参議院政審で、この電子投票法案が了承されず、保留の状態で、来週23日に再審議になったということです。そして、その理由も、修正案について民主党に譲りすぎたというものではなく、電子投票法案そのものの問題が指摘されたことが理由だといいます。


私たち民主党が、焦る(何に焦っているのかは不明ですが)自民党担当者にせっつかれて合意にいたった電子投票法案が、自民党の内部で否定されるという何とも理解しがたい状況になっています。

まあ、今頃になって、自民党内部でも電子投票法案の問題が認識されるようになったということでしょうか。


民主党側は、福山哲郎(ふくやま・てつろう)参議院政審会長が交渉窓口で、私が修正案の内容担当という役割分担でした。福山議員は、今まで電子投票を実施してきた自治体のことを考えると、4月中に成立させてあげたいという思いを持っていらっしゃいました。

私は、それに対して、焦る必要はないという立場でしたが、衆議院民主党が賛成している手前、強く反対もできないので、歩み寄りに合意しました。


4月中に成立ということになると、4月27日の衆議院山口2区補欠選挙の結果次第では、政局になるので、時間は4月25日までしかありません。

そうすると、議員立法ゆえの質問通告に時間が必要であることから、明日17日、参院の倫選特委の理事懇談会を開き、委員会開催日程を決定。来週月曜日21日か火曜日22日夕方の委員会審議・採決、23日水曜日の参議院本会議で参議院通過。そして、24日、25日で衆議院の委員会審議、本会議採決で法案成立。このスケジュールしかありません。


ただ、ここに到って、自民党からブレーキがかかるとなると、4月中に成立というところまで配慮する理由はこちら側にはなくなります。まあ、自民党からの動きを待つことにしましょう。

以下、修正案のポイントを資料と共に示しておきます。内容についての解説は、後日にいたします。