「障がい者制度改革推進法案」を参院に提出 - 中村哲治「日本再構築」ブログ

本日（2009/04/14）15時に、「障がい者制度改革推進法案」を参議院に提出しました。内容としては、現行の障害者施策推進本部を改め、「障がい者制度改革推進本部」として、障がい者政策を集中してそこで企画・立案する内容となっています。

障がい者福祉サービス法である「障害者自立支援法」とは直接的には関係しませんが、この「障がい者制度改革推進本部」が中心になって、障害者自立支援法の改正についても、当事者の意見が反映される仕組みを使って改正案を策定するという枠組み（スキーム）になっている点が、特徴です。

記者会見の席で、記者からは「プログラム法案ですか？」と尋ねられたので、「単なる理念法ではなく、組織法・手続き法です。障がい当事者の意見を組織的に反映できるような仕組みになっています。」と答えました。

法案の性質上、審議されるとすれば内閣委員会になると思われます。なかなか審議まで進むのは難しいとも思われますが、この時点で法案まで提出できたことには、大きな意味があります。それは、民主党の障がい者政策の「進め方」について、明確な方針を将来にわたって確定させることができたからです。

おそらく、この法案の真価が発揮されるのは、来るべき衆議院選挙後です。また、この法案の価値についても、多くの障がい者関係者に知っていただきたいと思います。

【参考】

参議院議員中村てつじ
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