新型インフルエンザ フェーズ5「疑わしきは、保健所に電話を」


今日(2009/04/30)の日本時間午前5時、世界保健機関(WHO)は、新型インフルエンザの警戒水準(フェーズ)を5にすると発表しました。


午前の衆議院厚生労働委員会に引き続いて、民主党も15時30分より約1時間半、新型インフルエンザ対策本部の第2回会合を開きました。


今日の会合で分かったことは、4月28日以後にメキシコから帰国された人は、調査票によって把握しているものの、4月27日以前に帰国された方を追跡できていないということでした。

つまり、現時点で、水際の阻止ができているとは断定できない状態にあります。


足立信也(あだち・しんや)参議院議員が指摘していたとおり、新型インフルエンザによりアメリカで4月29日に亡くなったメキシコ人の子どもは、4月4日に入国、4月8日に発熱ということだったので、潜伏期間は、少なくとも4日あります。

帰国時に健康で、検疫をすり抜けた人でも、帰国後に具合が悪くなることがあるということです。

そして、28日以後に帰国なさった人は、調査票によって、全国の保健所から把握可能ですが、それ以前は本人からの申請に任さざるをえないという現状があります。


「具合が悪くなった人、症状が出た人が、病院に行くと、感染を広げてしまう。その人たちには、まず保健所に電話をしてもらい、相談を受けて往診に行くという体制をとらなくてはならない」と足立議員。

しかし、厚労省は、「まだ、保健所のリストを厚労省のサイトには上げていないと思う」と言う。


調べてみましたが、「全国保健所長会」というサイトがあり、全国の保健所の連絡先があがっていました。実は、厚労省、きちんとやっています。
http://www.phcd.jp/HClist/HClist-top.html


例えば、奈良であれば、


設置者 奈良県
郡山保健所 〒639-1005 大和郡山市植槻町3-16  電話0743-53-2701
葛城保健所 〒635-8508 大和高田市大中98-4 高田総合庁舎内  電話0745-22-1701
桜井保健所 〒633-0062 桜井市粟殿1000 桜井総合庁舎内  電話0744-43-3131
吉野保健所 〒638-0045 吉野郡下市町新住15-3  電話0747-52-0551
内吉野保健所 〒637-0041 五條市本町3丁目1-13  電話07472-2-3051


設置者 奈良市中核市
奈良市保健所 〒630-8235 奈良市西木辻町200-46  電話0742-23-6171


という情報が載っています。
http://www.phcd.jp/HClist/HClist-kinki.html#naraken


参考にしていただければ、幸いです。


参議院議員 中村てつじ
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