法務省政務三役会議・補正予算の見直し


今日は、法務省政務三役会議の初めての会合が15時30分からありました。10月2日に官邸に提出する法務省分の補正予算の見直しについて、基本的な方針が話し合われました。また、今日の朝刊で、選択的夫婦別姓の導入の件が報じられていましたが、その報告もありました。本日16時30分からの福島大臣との会談で合意をする目途がついたので、大臣は昨日の時点で明らかにしたのだろうな、と思いました。


千葉大臣や加藤副大臣は、物事を素早く処理していくので、凡人の私はついて行くのが大変です。2000年の初当選以来、議員としての活動を一緒にしてきたので、お二人の人となりはよく知っているつもりでした。しかし、政府の一員としてあらためて一緒に仕事をすると、今までとは違う政治家としての強かさを感じます。「政治主導」のあるべき大臣や副大臣とは、こういう存在であるべきであり、そのことを正確に認識して、お二人とも行動されているということなのでしょう。


政務官である私には、いくつかの個別案件について対応をするようにと、大臣から指示を受けました。その一つが、入管と難民の問題。私が、衆議院の一期目から取り組んできた課題です。


入管の問題では、今年初めのカルデロン事件」など、子どもと両親が引き離される事件が頻発しています。また、ビルマの政情が好転しない今、先進国である日本が難民条約上の難民をどれだけ受け容れていくのか、つまり、世界標準のレベルまで難民行政を高めることができるのか、政権交代をしたからこそ世界からあらためて見られることになります。


日本国内の外国人問題は、日本が世界から見られる最大のテーマです。それゆえ、入管・難民問題は、日本の国益と直結します。こういうことを政権交代前の日本の政府は、あまりハッキリと国民に伝えてきませんでした。しかし、日本が本当に安保理の理事国となりたいのであれば、少なくとも難民行政では世界標準のレベルにまで達しなければ、他の国に対して説得力を持ちません。国際化に対応し、日本の国益を確保する。あらためて全力で取り組みます。