第180通常国会始まる 国会議員の日常の姿


昨日(2012/01/24)、第180回通常国会が始まりました。今日は、国会議員の日常の姿について書こうと思います。

昨日は、開会日なので、10時から議席指定のための本会議。その後、12時から天皇陛下をお迎えしての開会式。衆議院の本会議の後、14時45分から参議院本会議が再開。議題は、政府4演説と呼ばれる、野田総理の施政方針演説、玄葉外務大臣の外交演説、安住財務大臣の財政演説、古川大臣の経済演説でした。時間は、合計で1時間35分ほど。

政府4演説に対する各会派の代表質問は、一日おいてとなります。

今日は、そのため、国会の公式日程が入りません。それゆえに、民主党の会議がいっぱい入ることになります。そこで、今日の日程を見て頂くと、ふだん私がどのような生活をしているのか、イメージを持って頂きやすそうなので、書いてみることにしました。


8時からは民主党法務部門会議。今日の議題は、24年度予算の法務省と裁判所分。裁判所職員の定員を決める法律の改正案も審議しました。その後、広島刑務所の脱走の件も報告されました。

その後、遅れて9時からの東日本大震災復興対策PT他合同会議。今日の議題は、福島県特別措置法案でした。政府原案を聞かせて頂いたのですが、何を目的としているのか良く分からない内容で、もっと詰めていかなくてはならないと思いました。

10時からは両院議員総会。国会が始まるという時に行われる両院議員総会なので、人事の了承を中心に議題があり、30分ぐらいで終わりました。

ここで、いったん、事務所に戻ります。


その後、直ぐに11時から、民主党エネルギーPT(プロジェクトチーム)の再生可能エネルギー検証小委員会。前回の質問への答え(政府から)、エネルギーコスト計算、小委員会としての提言案が議題でしたが、提言案の議論は時間切れで次回に回りました。

この時点で12時30分頃です。事務所に戻って、溜まっている書類等に目を通して、直ぐに次の会議に向かいます。今日は、昼御飯も食べずです。


13時からは、障がい者政策ワーキングチーム。障がい者制度改革推進会議が出した「骨格提言」に対する具体案づくりです。いろいろと難しい問題、進行中の解決策などがあるので、整理をしながら具体案を練り上げていきます。

民主党が政権に就いてから、障がい者予算が大幅に増えていることは余り知られていません。この数字については、国民皆さんに知っていただくため、分かりやすい資料を作るように厚労省に依頼しました。


次は遅れて14時からの難民問題ワーキングチーム。いわゆる第三国定住について、NGOからヒアリングです。私が行った時、議員は、今野座長、稲見事務局長と、中川正春代議士のみでした。中川さんは、前文科大臣。閣僚経験者でも、このようなマイナーな問題に取り組むのが民主党のいいところです。

その後、遅れて15時からの国土交通部門会議。今日は予定に載っていなかった前田大臣のプレゼン。八ツ場ダムの件について、自分がなぜ推進の判断をしたのかという説明が1時間くらい。16時までの予定が、結局、16時45分ぐらいまでありました。

私が出席した理由は、「都市再生法改正案」が審議されるからというのが理由でしたが、法律の内容は、首都直下型地震の際に必要な、帰宅困難者対策です。一昨日の報道でも、4〜5年内に、70%の確率で、マグニチュード7ぐらいの地震が東京を襲うという予想が出ていました。その対策のためにも、このような法案が必要です。


その後、17時からの正副幹事長会議のために、議事堂へ。私は民主党政策調査会の副会長として、正副幹事長会議にも陪席し、政調マターの議題では補足の説明をしたりします。

このようにして、今日も、8時から18時まで、会議が続きました。

その後、事務所に戻ってきて、次の日程までのわずかな時間を使って、明日の日程の確認、メールの返事などを書きます。


19時からは、新年会を兼ねた有識者から話をしていただく勉強会に出席。今日は、日本の外交について話をしていただいた。21時まで。赤坂からは宿舎まで歩いて帰りました。


さきほど、宿舎に着いて、このブログの記事を書きはじめました。
(所要時間は30分ほどですね。)