中村てつじ「日本再構築」ブログ

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「日本は財政危機ではない」連続ツイート

「日本は財政危機ではない」という私の元来の主張に対して、質問をいただいていたので、あらためて連続ツイートをしました。それを転載します。ちなみに、IMFについては「IMFの概要」が以下のページから御覧になれます。
http://www.mof.go.jp/international_policy/imf/what_is_imf/gaiyou.htm

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「中村てつじメールニュース」への登録を告知したところ、たくさんの方に登録をいただきました。ありがとうございます。皆さまから質問をいただいて、それに対して答えて参ります。新聞やテレビが伝えられない情報なども積極的にお伝えいたします。 http://tezj.jp/mailnews/

「日本は破綻しないのですか?」と質問を受けます。私は「破綻した国というのはどういう国ですか?」と逆に質問します。そうすると「IMFっていうのがはいりますよね」と答えられます。IMFは外貨を持って破綻国に入ります。その外貨をIMFに貸している国が日本です。

「日本は破綻する」という御主張の論拠に「IMFも日本の財政赤字を問題にしているから」があります。そこで「なぜIMFは問題にしているのですか?」と更に質問すると答えは止まってしまいます。政府債務のGDP比ばかり問題にされますが本質は違います。通貨建てが重要です。

国債の通貨建てで重要になるのは、自国通貨の強さです。自国通貨の強さのベースになるのは経常収支です。経常収支の黒字国は自国通貨が強くなります。経常赤字になっても自国通貨が強い国がアメリカとイギリス。経常赤字になってからすぐ財政破綻するわけでもありません。

国債が暴落する」という論者に「それでは国債を売って得たお金で何を買うのですか?けっきょくは国債でしょ?」と質問すると更に答えは止まってしまいます。銀行が国債を売っても日銀当預にマネーがブタ積みされるだけです。0.1%の短期金利しかつかないので結局は国債に向います。

ちなみに「日銀当預」とは「日本銀行当座預金」の略称です。各銀行は日本銀行当座預金を持っています。皆さまが銀行に他の人の銀行口座に振り込みを依頼することがありますね。15時までの取り引き情報が集約され16時15分に日銀に伝えられ各銀行の日銀当預間の振り替えで決済されます。

金融緩和をすればするほどいいという話ではないのは、日銀当預を増やしてもそこに積んでいるだけになるということです。これをブタ積みと言います。必要以上のお金を日銀当預に入れても、決済資金として必要なければ銀行はそこに寝かしておくことになります。

各銀行の日銀当預の額が減るのは、日銀から何か現物を買うか、他の銀行の日銀当預に振り込むか、現金を引き出すか、3つの方法しかありません。日銀が現物を売るのは金融引き締めを行うときなので、今とは逆です。そうすると残り2つとなりますが決済の必要も無いので積んでおくことになるのです。

質問が出てきたので答えます。「金が無いのに貸すのが趣味か?」とのことですが日本政府は膨大な外貨建て資産を持っています。為替介入の結果です。国民から円を借りて為替相場でドルなどの外貨を買い、その外貨で外貨建て国債(外債)を買っています。その残高100兆円。 @pirodaikan

国債が暴落しないのは、日本国の通貨「円」が強いからです。中長期的に円安に誘導するには、本質的には民間が使う円貨の量=マネーストックを増やすしかありません。ただそれも必要条件です。企業が借金を返済する中で、マネーストックを増やすことは難しい。だから円高になります。

結局、経済が上向かない限り、民間需要を越える金利国債金利がなることはないということです。ただ、国債が外貨建てで発行せざるをえない、自国通貨が安い国は別という話です。

「日本が破綻するとIMF自体が機能しなくなるの?」という御質問。それ以前の「日本が破綻する」のがとても難しいのです。IMFに資金供給をしているのが日本です。貸している国が取り立てにあうことはありません。 @hakusai13 @nobuyoyagi

破綻する前にIMFに資金提供ができなくなる段階があります。それには国際収支が赤字化し、かつ通貨が安くなることが必要です。対外純債権国は対外資産の多くを外貨建てで持っていて、対外負債の多くを自国通貨建てで負っています。債権債務を解消する時に通貨が高くなります。

いま日本政府が米国債を売れないのは円高になってしまうからです。外為特会の収益も外貨建てで入ってくるため、一般会計への繰入には同額の政府短期証券を円貨で発行して円で一般会計に入れています。当然、円安になれば、売ることはできますし、過去にもやっています。