懇話会総会


再び上京しました。「外断熱懇話会」の総会に出席するためです。

私は、衆議院議員在職中、マンションの住環境を改善する「外断熱」工法の普及に取り組んできました。経済界でマンションの外断熱に取り組む企業の皆様で作る会が「外断熱懇話会」です。その総会があるということで、来賓として呼んでいただいたのでした。


最近、土地のバブル現象で、どんどん土地の値段が上がり、マンションの用地を取得しにくくなっています。景気が回復してきたにもかかわらず、量的緩和はなくなったものの金融緩和が継続していることも影響していると思います。


マンションで問題になった「耐震強度偽装」問題。
http://d.hatena.ne.jp/NakamuraTetsuji/20051121
過去のブログでも書きましたが、この問題で、多くの方がマンションの構造体に関心をお持ちになることになったと思います。

外断熱工法は、マンションの躯体を断熱材で覆う工法なので、躯体が外気に直接に触れないために長寿命の住宅に向いています。コストが高かったのが難点でしたが、普及に従ってだんだんとコストも安くなっています。


挨拶の中で触れたことは、

自分が政治をしている目的は、「全ての人たちが排除されない、全ての人が自分らしく生きていける社会を作ること」。

そのために、政治がしなくてはならないことは、

  • 国民・個人が抱えているリスクを最小にしていくこと
  • 公正公平な競争ルールを作って経済活動をしていただくこと

この2点である。

耐震強度偽装の問題も、この政治が果たすべき役割が2つともできていなかったことの現れだ」ということでした。


妻を亡くした私に「何と声をかけていいものか」と迷っていた方もたくさんいらっしゃったので、総会に出席させていただいたことで、多くの方に安心していただいたようです。

うれしいことです。